#07 実践論

デザイナーに伴走してもらう。月10万からの顧問契約

佐藤かつあき
この記事の3つのポイント
  • 社内に雇えば月40万、50万。外のデザイナーに伴走してもらう
  • 目安は月10万から30万。細かい直しは中で、大きな仕事は別見積もり
  • 月10万ならアルバイトより安い。まず1年付き合ってみる

社内にデザイナーを雇えるなら、それがいちばんいい。僕はどんな業種でも、そうすすめている。ただ、地方の会社にはなかなか荷が重い。雇えば、月に40万、50万はかかってしまう。

そこで僕がすすめているのが、外のデザイナーに毎月決まった額を払って、伴走してもらう形だ。いわゆる顧問契約。パートナーとして「うちのデザインをちょっと見てくれないか」とお願いする。

中身はこんな感じ。ふだんは月に1回、顔を合わせて打ち合わせをする。その間はチャットで、そのつど連絡を取り合う。ホームページや店頭販促物の細かい直し、ちょっとした気づきは、その中でやってもらったり、教えてもらったりする。パッケージのように手数のかかる大きな仕事は、別に見積もりを取る。何をどこまで頼むかは、話し合って決めればいい。

金額の目安は、月10万から30万。何年がかりで大きなお店を立ち上げたいなら、月30万くらい払って、あれもこれも見てもらう。もっと小さくやれるなら、月10万を最低ラインにして関わってもらう。

長めのプロジェクトなら、半年後か1年後にゴールを置く。打ち合わせは月に2、3回に増やして、オンラインでも対面でもいいから、進み具合と数字を共有する。半年たったら、もう半年続けるかを、また相談すればいい。

いいところは、無駄が減ることだ。何か月も一緒に動いているから、大きな仕事の見積もりもかなり正確に出せる。

経営者の中には、商品やプロジェクトごとにデザイナーをころころ変える人もいる。それはそれで否定はしない。いいと思う。ただ、最終的には負担が大きくなっていくと思う。やりとりの手間もそうだし、お金もかかる。

月10万なら、アルバイトを一人雇うより安い。個人的には、月10万か15万くらいで、1年ほどデザイナーと付き合ってみるのが、わりといいんじゃないかと思っている。