Dec 25 2014

ORYELについて

oryel

解析を見るとこのサイトのユーザー数はだいたい5名くらいである。その内、職場の僕と、自宅の僕と、iPhoneの僕で3名だ。つまりあと2名である。チラシの裏より人目につかないのがこのサイトだ。

そんな僕がORYELのウェブサイトのリニューアルに携わることができた。僕を拾ってくれて、東京で5年間お世話になった恩人でありボスの井上広一さんの会社のウェブサイトだ。光栄である。
しかも、完璧なデザインのデータをもらっているので、それをウェブの形にするだけの簡単な仕事である。それでもなかなかうまくいかなかったりして、自分の力不足にけっこうビビる。こんなこと書くと本当はいけないんだろうけど、まぁいいや。僕のお客さんは寛大な人ばかりなのだ。

ORYELの作品には未だに衝撃を受ける。僕はオタク気質なので国内はもとより海外のクリエイティブの動向もいろいろと眺めているつもりだ。僕の目がどれほど確かなのかはかなり怪しいが、ORYELのようにユニークでカッコいい作品はなかなかお目にかかれない。表面的なデザインを超えているのだ。例えが馬鹿馬鹿しくて情けないのだが、今にも手足が生えて動き出しそうな気配がするのだ。その感じを真似たくて盗もうとしたのだが、ついにその技術を盗むことは叶わなかった。伝承不可のアルケミーのようなものだと思う。

いくつか忘れられない話もある。
あるとき「何の変哲も無い(車好きからしたらカッコ悪いと言われそうな)国産車を、じーっと見ていると、何だかこれはこれでイイ感じに見えてくる」というようなことを話したら、井上さんはとても共感してくれたのだ。この感覚は言語化すると非常に難しいのだが、モノを凝視して固定観念などの雑念を消していく遊びのようなもので、井上さんもそういうモノの見方をすることがあるのだと思うと、共通点が見つかったような気がして嬉しくなった。

古典やビンテージに逃げない姿勢も教えてもらった。なるべく現在を肯定していきたい(それはとても難しいことだ)という心意気を感じて、それも真似しようと努力している。

ORYEL

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